9.子ども兵士オメロ
テキスト:パウラ・デルガド・クリング(Paula Delgado-Kling)

FARCには10代の少年少女もいれば女性兵もいる。 Photograph by Semana magazine archives
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コロンビア共和国とFARC
コロンビアは南アメリカ北西部に位置する国。1964年よりゲリラ活動が活発化し、1966年にはコロンビア最大の左翼ゲリラであるFARC(コロンビア革命軍)が発足した。2010年、対ゲリラ強硬策を進めてきたウリベ大統領に代わって、ファン・マヌエル・サントスが大統領に就任(第60代、第61代)、2012年末よりFARCとの和平交渉を開始した。2014年、サントス大統領は再選を果たし、2016年8月24日、50年以上にわたるFARCとの内戦終結に合意したと発表。サントス大統領は、この功績により2016年ノーベル平和賞を受賞する。
FARC(コロンビア革命軍)
1959年のキューバ革命に影響を受けて結成された反政府組織の一つ。1964年発足。武装農民運動から出発し、特定の少数派が権力を握る政治体制の打倒、農地改革、富の分配などを掲げ、社会主義革命政権樹立を目指した。1980年代半ばより麻薬密売組織と協力関係を結び、のちそれが政府によって弱体化されると、コカイン取引に直接関与して活動資金を得るようになり、勢力を拡大した。しかしその頃から、FARCは革命運動の思想的基盤を失っているのではないか、という見方が生まれる。
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マヌエル・マルランダ
(Manuel Marulanda Vélez)
コロンビアの左翼ゲリラFARC(コロンビア革命軍)の最高幹部。元自由党でのちに共産党に入党。1960年代よりFARCで政府との戦闘に参戦する。公共事業省で爆破専門技師としての勤務経験があり、射撃の名手でもあった。2008年、心臓発作で死亡。

ガスボンベ爆弾をつくる少年兵
Hector Fabio Zamora, El Tiempo newspaper, Colombia
instagram @hectorfabiozamora
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アルバロ・ウリベ大統領
(Álvaro Uribe Vélez)1952年7月4日生まれ。コロンビアの第58、第59代大統領(2002年~2010年)。ゲリラ政策としての平和的プロセスに向けた和平交渉が頓挫する中、国内の反乱に対応できる候補として注目され当選。就任中は政策として、コロンビアの3つの主な武装勢力、AUC、ELN、FARCを抑えることを謳い、中でもFARCに対する軍事行動を強化した。
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パラミリタリー(パラコス)
右派民兵組織。左翼ゲリラへの自警や制圧を目的とした、政府の正規軍以外の右翼の準軍事組織。コロンビアの地方のほとんどの準軍組織を傘下に収める上部組織。パラスとも呼ばれる。

戦闘員の3/4は子ども兵士と見積もられた
Semana magazine archives

キャンプを見張る兵士
Semana magazine archives
